【T8200PRO】透過による共振特性検査及び反射による共振特性検査の設定方法
T8200PROは透過による共振特性の検査、または反射による共振特性の検査が可能です。本ページではそれぞれの検査の結線方法及び検査ソフトの設定方法について説明します。
- 測定原理については 【T8200PRO】透過による共振特性と反射による共振特性の測定結果の比較 をご参照ください。
- 設定ファイルは 【T8200PRO】設定ファイルダウンロード でダウンロードできます。
透過による共振特性検査
「透過検査」では、T8200PRO本体から出力される正弦波信号を検査対象に印加し、透過(スルー)した電圧を測定します。
結線
- 図1のように、T8200PRO本体と検査用プローブを接続します。
- 検査用プローブのSMA端子は、入力側・出力側の区別がありますのでご注意ください。
※ 通信検査をおこなわない場合は制御端子用ケーブルは不要です。

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図1 結線方法(透過による共振特性検査)
検査ソフト設定
(1)トップメニューで[品種ファイル設定]を選択します。
(2)[品種ファイル設定]画面のLF,HF帯結線モードで「スルー特性」を選択します。
(3)「判定」タブ、サイドバンド幅決定方法「A」を選択、α:3dBとしてください。※反射の場合とは異なりますのでご注意ください。
(4)[設定終了]または[校正]ボタンを押してダイアログを閉じます。
(2)[品種ファイル設定]画面のLF,HF帯結線モードで「スルー特性」を選択します。
(3)「判定」タブ、サイドバンド幅決定方法「A」を選択、α:3dBとしてください。※反射の場合とは異なりますのでご注意ください。
(4)[設定終了]または[校正]ボタンを押してダイアログを閉じます。

図2 検査ソフト設定(透過による共振特性検査)
反射による共振特性検査
「反射検査」では、T8200PRO本体から出力される正弦波信号を検査対象に印加し、反射した電圧を測定します。
結線
- 図3のように、T8200PRO本体と検査用プローブを接続します。
- 検査用プローブのSMA端子は、入力側・出力側の区別がありますのでご注意ください。
- 検査用プローブのSMA端子のうち、T8200PROと接続しない側には、ショートプラグを接続してください。
※ 通信検査をおこなわない場合は制御端子用ケーブルは不要です。

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図3 結線方法(反射による共振特性検査)
検査ソフト設定
(1)トップメニューで[品種ファイル設定]を選択します。
(2)[品種ファイル設定]画面のLF,HF帯結線モードで「反射特性」を選択します。
(3)「判定」タブ、サイドバンド幅決定方法「B」を選択、α:3dBとしてください。※透過の場合とは異なりますのでご注意ください。
(4)[設定終了]または[校正]ボタンを押してダイアログを閉じます。
(2)[品種ファイル設定]画面のLF,HF帯結線モードで「反射特性」を選択します。
(3)「判定」タブ、サイドバンド幅決定方法「B」を選択、α:3dBとしてください。※透過の場合とは異なりますのでご注意ください。
(4)[設定終了]または[校正]ボタンを押してダイアログを閉じます。

図4 検査ソフト設定(反射による共振特性検査)